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公開:2021.12.10
更新:2021.12.10

【初心者向け】 運転前に見直しておきたい運転方法

免許を取ったばかりの運転や久しぶりの運転は緊張しますよね。「ペーパードライバーを卒業したい! 」と思っても、クルマをぶつけてしまうのではと不安に思って、なかなか踏み出せないことも。運転に慣れていないなら、まずは運転の基本操作や正しい運転の仕方をおさらいしましょう! こちらでは、オートマチック車(AT車)での運転手順をお伝えします。

目次

クルマに乗り込んでからエンジンをかけるまでの運転手順

クルマに乗り込んだら、いきなりエンジンスイッチを探していませんか? エンジンをかける前に、まずは運転前のチェックをすることが大切。エンジンをかけるのは、落ち着いて準備を整えてからにしましょう。

STEP1 : シートポジションを合わせ、運転姿勢を確認する

運転席に深く腰かけ、アクセルやブレーキなどのペダルが十分に踏みこめるか、背もたれに背中をつけたままハンドル操作ができるかを確認します。自分が運転しやすい位置に座面や背もたれを調整し、運転操作に支障がないことを確認しましょう。

STEP2 : シートベルトを締める

運転姿勢が整ったら、シートベルトを締めます。万が一のときに命を守る大切な準備です。全席着用が義務付けられていますので、お子さまがいる場合はチャイルドシートやジュニアシートを使用しましょう。同乗者がいる場合は、運転者が声をかけてシートベルトの着用を確認するといいですね。

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STEP3 : ルームミラー・サイドミラー (ドアミラー) を調整する

ルームミラーは、停車や車線変更などのときに、大体の車間距離や後方の様子がわかるようにするため、リアウィンドウ全体が見えるように調整します。サイドミラーは、全体の3分の1ほどを車体が映るように調整しましょう。(電動ミラーの場合はACC電源を入れるかエンジンをかけてから調節します。)

 

このとき、先ほど調節した運転姿勢からミラーの見え方を確認するのがポイントです。これができていないと、いざ運転しているときの見え方にズレが出てきます。

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STEP4 : パーキングブレーキや各種スイッチ、操作レバーの位置を確認

パーキングブレーキは車両中央付近のレバーやスイッチ、もしくは足元とさまざまなタイプがあるので位置を把握します。

また、急に必要になったときに慌てないよう、ウィンカーやライト、ワイパーのスイッチの場所も確認しておきましょう。ハザードランプ(非常点滅灯スイッチ)は車両中央にありますが、車種によって位置が少しずつ違うのでチェックを忘れずに。

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ほかにも、急停車したときに倒れてしまうものがないかを確認したり、ドアロックで施錠をしたり、ACC電源を入れた状態でカーナビゲーションを設定したり、Bluetoothで音楽をかける準備をしておくといいですね。

エンジンをかけ、発進するまでの運転手順

準備を万全に整えたら、いよいよエンジンをかけて運転を開始します。ひとつずつ、落ち着いて手順を確認すれば大丈夫。安全運転でドライブを楽しみましょう。

STEP5 : エンジンをかける

ブレーキペダルをしっかりと踏みこみながら、エンジンスタートボタンを押して(もしくはイグニッションキーをひねって)、エンジンをかけます。

 

ペダル

ブレーキペダルが左側、アクセルペダルが右側です

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STEP6 : シフトレバーを「D」レンジに入れる

シフトレバーを「P」レンジから「D」レンジの位置に入れます。このとき、ブレーキペダルはまだ踏んだままでシフトレバーを動かしてください。

 

■ AT車のシフトレバーの主要な機能をおさらい

P (パーキング):駐車時またはエンジン始動時に使用します。シフトレバーを「P」に合わせると、タイヤの駆動輪にロックがかかります。エンジン始動時に「P」になっていないとエンジンがかかりません。
R (リバース):クルマを後退(バック)させるときに使用します。
N (ニュートラル):動力が伝わらない状態です。「P」と異なりタイヤはロックされません。クルマの故障時に、人が押したり、けん引したりするときに使用することがあります。
D (ドライブ):クルマを前進させるときに使用します。

※車種によっては、「2 (セカンドギア)」や「L (ローギア)」といったレンジもあります。

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STEP7 : パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を解除する

パーキングブレーキは、主に車両中央付近に「手で引くタイプ」や「スイッチタイプ」、ブレーキペダルの左側にペダルがある「足で踏むタイプ」があります。

レンタカーやカーシェアリングなど、乗り慣れない車種で「パーキングブレーキが見当たらない! 」と思ったら、一度足元を確認しましょう。また、パーキングブレーキがかかったままアクセルを踏むと、クルマを痛めてしまう原因になるので注意が必要です。

 

【手で引くタイプ】
発進時 : 先端のボタンを押しながら、レバーを下に下げます。
駐車時 : 先端のボタンを押さずに、レバーを持ち上げます。
【足で踏むタイプ】
発進時 : ペダルをグッと一瞬強く踏み込むとペダルが手前に戻ってきます。
駐車時 : ペダルをグーっと奥まで踏み込みます。

 

サイドブレーキ

手で引くタイプのパーキングブレーキ

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足で踏むタイプのパーキングブレーキ

STEP8 : 周囲を確認し、ゆっくりブレーキペダルを離して発進

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周囲の人や車両の状況をみて安全が確認できたら、ブレーキペダルから足をゆっくりと離します。AT車はブレーキを離すだけで徐行するので、いきなりアクセルを踏んで、急発進しないようにしましょう。

また、必要であれば、自分の進む方向にウィンカーを出し、周囲に自車が発進することを知らせます。

STEP9 : アクセルペダルを踏んで、スピードを調整する

道路に出たら、制限速度を守って走りましょう。

正しい運転手順を守って、安全運転を

運転に慣れてない方でも、あらかじめ運転の基本操作や交通ルール、標識などをおさらいしておけば安心です。運転の基本を思い出せたら、運転が得意な方にアドバイザーとして付き添ってもらって、慣れた道の空いている時間帯から練習してもいいですね。

 

運転に慣れて、少しずつ遠くに行けるようになれば、運転に対する自信にもつながりますね。はじめはみんな初心者、マイペースで運転を楽しんでいきましょう。

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