ヘッドレストファン

公開:2023.6.9
更新:2023.8.20

涼しく快適! 運転席にも後部座席にも使えるヘッドレストファンは暑い季節の強い味方

暑い季節になると、街中ではハンディファンを持った方をたくさん見かけますね。クルマにはエアコンが装備されているので、運転中は暑さを感じることはあまりないと思われがちですが、炎天下で駐車していたクルマに乗り込んですぐのときや、強い日差しが当たるとき、同乗者との体感温度が違うときなど意外とエアコンの温度設定には気をつかいます。そんなときには、個別に温度調整できる「ヘッドレストファン」がおすすめです。

目次

暑い季節の車内は、なにかと温度調整に悩まされる

夏へ向かって気温の高い日が多くなると、車内温度が60℃近くまで上昇することもあり、クルマに乗り込んだ瞬間は暑さでくらくらしてしまいますよね。こんなときは、エアコンのスイッチを入れたあと、しばらくの間、すべての窓を全開にして、熱い空気を一気に車外へ放出させるのがコツ。

 

車内の暑さが落ち着いてくると、今度は座っている場所によって、日差しが当たり続ける座席や、同乗者との体感温度との違いで、車内のエアコン温度の調整にはなにかと苦労します。

写真1

クルマの中も、小型ファンで涼しい風を送るのがおすすめ

最近は、暑い季節になると街中でハンディファンを持ち歩いている方をよく見かけます。小さなファンでも実際に使ってみると想像以上に涼しく、快適に過ごせる優れたアイテムです。

そのハンディファンをクルマ用にした「ヘッドレストファン」は、運転中で両手がふさがっている運転手や後部座席の小さなお子さまなど、一人ひとりの身の回りを涼しくすることができます。

写真2

こちらは、オートバックス店舗や公式ネットショップでも購入できます。

カー用品メーカーの星光産業株式会社の「EXEA ヘッドレストファン EE-111」。パッケージを開けてみると、ファンが2つ付いたスリムな本体が入っています。USBソケットも付属しているので、購入後すぐに使用することができます。

ヘッドレスト分離型のシートに取り付け可能

では、実際に取り付けてみましょう。ただし、このヘッドレストファンは、ヘッドレスト一体型のシートには取り付けができないので、あらかじめご自分のクルマのシート形状を確認してみてください。

pixta_65700411_M

「ヘッドレストファン」は、スポーツタイプのクルマによくあるヘッドレストが一体型のシートには取り付けできません

取り付けはワンタッチ! 電源は付属のUSBソケットに挿すだけでOK

取り付けは誰でも簡単に行うことができ、取り付けは本体を取り付けた後の手順になります。

① まず、取り付けをしやすくするために、あらかじめヘッドレストを少し引き上げておきます。

② 本体裏面にある取り付け用クリップのリリースボタン(ツメ)を押しながら、両側とも中心部まで移動します。

③ コードが邪魔にならないように、本体裏面にある溝にコードを押し込んでおきます。

④ 本体の表面を上にしてヘッドレストに沿わせ、取り付け用クリップをヘッドレストのシャフトに強く押しつけて挟みます。最後に本体が中心になるように位置を調整し、ヘッドレストを好みの高さに戻します。

写真4

⑤ 本体の取り付けが終わったら、付属のUSBプラグをアクセサリーソケットに入れ、USBケーブルを挿し込みます。

⑥ 最後に、コントロールスイッチを操作しやすい場所に貼り付けたら完了です。コントロールスイッチ裏面には面ファスナーが付いているので、貼り付け後も必要に応じて脱着ができます。

写真5
写真6

ヘッドレストファンを取り付けた様子。スリムなデザインなので、見た目も圧迫感がなく、とてもお洒落な感じです

写真7

使用しないときは、このように跳ね上げておけば、クルマへの乗り降りにも支障が出ることはありません

360°全方位調整できて前席でも後部座席でも使えるところがうれしい!

「EXEA ヘッドレストファン EE-111」は、回転アームとフレキシブルアームの組み合わせによって、風の向きを360°調整できるところが最大の特徴です。もちろん、運転席だけではなく助手席にも取り付けることができ、回転アームを後ろ向きにすると後部座席にも風を送ることができる優れものです。

また、後部座席のヘッドレストに取り付けると、後部座席にいる人やラゲッジルーム(荷室)に居るワンちゃんにも風を送ることが可能。必要に応じて複数台用意しておくのもありですね。

写真8

涼しく快適! 静音も十分で、ロングドライブにおすすめ

「ヘッドレストファン」を実際に使ってみると、首元や顔など好みの場所へ風を当てることができるので、想像以上に涼しい印象でした。しかも、コントロールスイッチで風量を3段階に調整できるので、エアコンが効き始めるまでは強風、快適温度になったら弱風と、状況に応じて風量をワンタッチで調整することができます。

また、ファンが耳元に近いわりに音も静かで意外と気になりません。簡単な取り付けで、一瞬にして涼しさを手に入れることができる「ヘッドレストファン」は、これからやってくる夏に向けておすすめのアイテムといえます。

車内の温度調節を上手にして、熱中症予防にも

夏にクルマに長時間乗っていると、エアコンを使っていても熱中症になるリスクがあります。なぜならば、クルマはあらゆる方向から日差しが入ってくるので、体温が上昇しやすく、運転に集中していると水分補給を忘れがちになるからです。また、エアコンの風は後部座席に届きにくいので、後部座席でチャイルドシートに乗っているお子さまには特に気を付けてあげたいですよね。

 

クルマに乗車中は、外にいるときと同様にこまめに水分補給を行うとともに、快適な温度を保てるよう心がけたいものです。「ヘッドレストファン」があれば、涼しいだけではなく、熱中症の予防にも一役買ってくれるかもしれませんね。

pixta_15115674_M

関連記事:「耐熱ハンドルカバー」

https://www.kurashi-kuruma.com/article/2023051918508

この記事をシェア