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公開:2024.3.29
更新:2024.3.29

これだけは知っておきたい。自動車保険の基本

運転するうえで、クルマの保険は欠かせない存在です。でも、多くのプランやオプションがあって、自分にちょうどいい保険がどれなのか、探すのに迷ってしまいますよね。 今回は、クルマの保険に関する基本的な内容や、保険料の節約方法、もしもの事故のときに役立つ補償内容の選びかたなど、あなたにぴったりの保険を見つけるためのヒントをご紹介します。 安心してドライブを楽しむために、クルマの保険選びについて一緒に学びましょう。

目次

まずは知りたい! クルマの保険2種類と基本の補償内容

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クルマの保険は「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と「自動車保険」の2種類に大きく分けられ、それぞれ異なる役割を担っています。

 

「自賠責保険」と「自動車保険」の違いは?

 

加入義務

自賠責保険は、クルマを所有する際に国が加入を義務付けている強制保険で、車検ごとに加入しなければならないしくみになっています。

対して自動車保険は、自賠責保険では対象とならない損害を補償するための保険です。「任意保険」とも呼ばれるように、加入しなくても法的には問題ありませんが、約9割が加入しています。

 

保険料

自賠責保険料は、毎年1月に金融庁の「自動車損害賠償責任保険審議会」で金額の改定が行われ、その年の4月1日から適用されます。金額は、車種と保険期間によって定められます。

一方、自動車保険は、保険会社ごとに補償内容の詳細やサービスが異なります。また、同じ会社の同じ補償内容でも、契約者の「等級」によって金額が変わります。

 

補償内容

自賠責保険で補償されるのは人身事故のみで、補償額にも上限があります。

一方、自動車保険は物損事故や単独事故なども対象で、金額や補償内容を自由に設定できます。そのため、自賠責保険では足りない補償を自動車保険でカバーするのが一般的です。

 

 

それでは、自動車保険の主な補償内容を見てみましょう。

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自分で選ぶ「自動車保険」の主な補償内容

対人賠償保険・対物賠償保険

事故を起こしてしまったとき、他人への損害を補償するのが対人賠償です。自賠責保険の補償もありますが、その補償額だけでは足りない可能性もあるので、自動車保険で補っておくと安心という考えです。

対物賠償は、相手車両など他人の所有物に対する損害を補償します。電柱のような公共物も対象です。

 

車両保険

車両保険では、自分のクルマを対象として事故や盗難による損害を補償します。支払限度額は契約車両の種類や年式から自動で設定され、新車だと高くなりそこからだんだんと下がっていきます。

 

人身傷害保険

運転者自身や同乗している家族といった、対人賠償では対象とならない人の治療費や休業損害などを補償する保険です。歩行中や、契約車両以外に乗車していたときの事故も対象になるケースもあります。

保険料は安くできる? 金額の算出方法と節約ポイント

安心のために加入する自動車保険とはいえ、家計の負担が増えるのは心配ですよね。

自動車保険は、補償内容や契約者の「等級」によって金額が変わり、工夫次第で節約も可能です。そこで、算出のベースとなる等級のしくみと併せ、保険料節約につながるポイントについて見ていきましょう。

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保険料算出に用いられる「等級」とは?

等級とは各保険会社が共通で用いる制度で、1~20等級の20段階があります。

初めて契約したときは通常6等級からスタート。無事故なら前年より等級は上がり保険料が割り引かれ、逆に事故があると等級は下がって保険料も割り増しになります(事故内容によっては等級が据え置きになることもあります)。

 

保険会社や契約車両が変わっても、基本的に等級は引き継がれ、最高20等級までアップします。無事故運転を続けることも、保険料節約の近道のひとつといえそうですね。

 

 

割引オプションは大きな節約ポイント

自動車保険では、特約プランなどさまざまなオプションが用意されています。なかには保険料が割り引かれるものもあるため、自分の運転事情に合わせてうまく利用すれば、保険料の節約につなげられますよ。代表的なものを見てみましょう。

 

◆ 家族構成に合わせるなら

・運転者限定特約 : 運転者を家族や夫婦のみに限定すると割り引かれる

・運転者年齢条件特約 : 一定の年齢以上に運転者を限定すると割り引かれる

 

◆ 近場の運転が中心なら

・年間走行距離割引 : 走行距離が少ないほど保険料が割り引かれる

 

◆ クルマを複数台持っているなら

・セカンドカー割引/複数台割引 : 2台目以降が割り引かれる

 

◆ その他

・初回契約割引

・インターネット申込割引

・ゴールド免許割引 など

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