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公開:2024.8.30

木の色がつくる柄の自然な風合いを楽しむ「パッチワークテーブル」

一つひとつの木材の色合いの違いを組み合わせたオルテガ風の柄が味わい深いkenj.imnyさんの「パッチワークテーブル」は、クルマのリア部分に取りつけるミニテーブルです。“#くるまデコ クリエイターのものづくり”では、車内をさまざまなアイテムで自分好みに彩る「#くるまデコ」のなかでも素敵な作品と、それをつくるクリエイターさんにフォーカスしてその魅力をお伝えしています。
今回は、ハンドメイド作家kenj.imnyさんが手がける、ジムニーをはじめとする車種専用の「パッチワークテーブル」を紹介します。

目次

木材の風合いを生かした美しい「パッチワークテーブル」

1_テーブル2つ

kenj.imnyさんの「パッチワークテーブル」は、ジムニーのリア部分に取りつけるタイプの折りたたみテーブル。移動中は折りたたみ、使用時にはワンタッチで展開できるため、アウトドアや車中泊、くるまカフェを楽しむときに便利なテーブルです。また、機能面だけでなくデザイン性にも優れており、オルテガ柄のテーブル天板は、木材の自然な色合いや特徴を生かした美しい模様が魅力です。

ケンジさん提供

ひし形に切り出した木材をオイル仕上げの有無で濃淡をつけて天板に配置し、ナチュラルでありながらも華やかなデザインは車内のアクセントにぴったりです。さらに時間の経過とともに木材の色が変わっていき、その変化していく様子も楽しめます。

4_利用シーン

こだわりぬいた高品質なハンドメイド作品

車内で使用するパッチワークテーブルは、夏の暑さを想定して木材に変質・歪みが生じないように、住宅床材のつくり方を参考に天板の厚みや加工方法を工夫しています。kenj.imnyさんの本業は住宅関係のお仕事だそうで、その経験が作品づくりに生きています。

5_工具でカット

kenj.imnyさんによると、職業柄プロ仕様の工具がそろっているものの、パッチワークテーブルは根気が必要な作業が多いとのこと。例えばパッチワークテーブルの柄を構成するパーツは、カットする角度にもこだわり、細かいやすりで丁寧に磨きあげ、オイルを塗って仕上げています。ハンドメイドでもプロのような間違いのないクオリティの作品を届けるべく、質にこだわり一つひとつ時間をたっぷりとかけてつくりあげています。

6_パーツ

パッチワークテーブルの原型はシェルフコンテナのフタ

このパッチワークテーブルの原型は、シェルフコンテナ(シェルコン)用の天板として制作されたものだったそうです。それが当時納車したばかりのジムニーにも合いそうだと考え、ジムニー用のテーブルに取りつけてみたところ、シンデレラフィット。そのままkenj.imnyさんのInstagramアカウントに、はじめてのジムニーカスタムとして投稿しました。

7_初投稿動画からのキャプチャ

ジムニーが納車されてはじめてDIYしたのがこのパッチワークテーブルです

このパッチワークテーブルの投稿が好評で、すぐに何人かの方からつくって欲しいとの声がかかったそう。自分用につくったものに対して多くの反響があったことが、その先の作品づくりにもつながっていったのかもしれません。そんな想いがkenj.imnyさんのトレードマークでもある結晶ロゴにも息づいています。

ロゴ

kenj.imnyさんのショップロゴは天板の柄がモチーフになっているそう

奇跡的な出会いを生み出した思い入れのある作品

はじめてのカスタマイズがパッチワークテーブルでしたが、その投稿から1週間ほどして出会ったのが現在のパートナーとなったjimny_love_jb64さん。ちょうどジムニー用のテーブルを探しているjimny_love_jb64さんがkenj.imnyさんの投稿を見つけ、コメントしたのをきっかけに、自宅がご近所ということもあって親しくなったそうです。人生のパートナーと出会うきかっけとなったこのパッチワークテーブルは、お2人にとってはかけがえのない作品でもあります。

9_Love子さんテーブル

Jimny_love_jb64さんにプレゼントした特別バージョンのパッチワークテーブル。この模様はJimny_love_jb64さん限定とのことです

さまざまな作家さんとの共同制作も

kenj.imnyさんは、はじめはパッチワークテーブルを販売することは考えてなかったとのこと。制作希望があっても、時間と余裕のあるときにつくったものを親しいごく一部の方に感謝の気持ちとしてプレゼントしていたそうです。ところがjimny_love_jb64さんとの出会いをきっかけに、ジムニーやハンドメイドを通じてたくさん人々とつながり、新たな作品を生み出すようになりました。

8_冬

木材の扱いに長けたkenj.imnyさんは、ウッドミラーやミニテーブルなどの制作をはじめ、共同制作もレジン作家の方とコラボした鮮やかな色合いのアイテムや、塗装の専門家の方とモールテックスという素材を使ったコンクリやモルタルのような風合いのアイテムなどもつくっています。そのどれもが手づくりとは思えないほどの高いクオリティです。

10_アイテム_キャプチャ

クラフトアカウント「kjw0rks」に掲載されている作品

オンラインでも販売を開始

kenj.imnyさんの作品は、今まではジムニーサンライトのイベントでしか直接販売をしていなかったそうですが、オンラインショップを開設して制作状況をお伝えしています。基本的にはジムニー専用のアイテムを中心に、ハスラー、ハイエース、デリカなども対応しているそうです。ぜひ、のぞいてみてください。

11_商品パック

作品を素直に楽しんでもらいたい

kenj.imnyさんの作品はどれもクオリティの高いものばかりでずっと眺めていられます。自然の木材から生み出される作品は一つひとつ表情が違うので、ご自身のオンリーワンのアイテムになればとの想いからスタートした作品づくり。今もkenj.imnyさんはそのコンセプトはそのままに、こだわりの作品をつくり続けています。ハンドメイドだからこその味わい深い柄や模様を持つ作品との出会いで、クルマのある暮らしを豊かにしてみませんか。

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Instagramアカウント【kenj.imny さん】

https://www.instagram.com/kenj.imny/?hl=ja

kenj.imny さんのオンラインショップ

https://kjworks.base.shop/

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