「アニーは最高の相棒」——FIAT500とつむぐ旅と出会いの物語
今回は『暮らしとくるまフォトコンテスト2025(夏)』で#旅の思い出とクルマ賞を受賞されたponko_555さんにお話を伺いました。 オレンジ色のボディに白いホイール。ひと目で心を奪われたというFIAT500の限定モデル「アニベルサリオ」。愛車「アニー」とともに走る日々は、旅の記憶を刻み、人とのつながりを育み、そしてponko_555さん自身の世界を大きく広げてくれたといいます。そんなponko_555さんと「アニー」のすてきなストーリーを伺いました。
目次
長野県の畑道で叶えた、ずっと撮りたかった一枚
「#旅の思い出とクルマ賞」受賞作品
―「#旅の思い出とクルマ賞」の受賞、おめでとうございます! 受賞された写真の撮影時のエピソードを教えてください
実はこれは以前からずっと挑戦したかった構図でした。
理想の広々した場所で青空の下、長野県の畑道で撮影しました。クルマとハートをつくった手の両方がボケないように設定を調整し、膝の間にスマホを挟みながら撮影しました。自分では撮影画面が見えないので、撮っては確認して、撮っては確認して……を繰り返して、ようやく納得のいく、かわいい一枚が撮れました。
―その苦労を感じさせない、かわいい一枚ですね。ほかにも、いろいろな構図の写真を撮られているんですか?
はい。ミニカーを撮るのも好きなので、出かけた先々で愛車やミニカーと一緒にいろいろな場所・構図での撮影に挑戦しています。
さまざまな構図での写真撮影に挑戦するponko_555さん
ミニカーとのコラボショット
どこにおいても、何と撮っても絵になると自負するミニカーとの一枚
「アニー」の名前に込めた想い
―とてもかわいいクルマですね! FIAT500に「アニー」と名付けられているそうですが、名前の由来を教えてください。
私のクルマは、オレンジ色のボディに白いホイールがついた「アニベルサリオ」というFIAT500の60周年を記念した限定モデルなんですよ。
“記念”という意味の「アニベルサリオ」の頭文字を取って、「アニー」と名付けました。
中央の濃いオレンジ色のクルマがponko_555さんの「アニー」
「このクルマが私のクルマなんだ」——初めてハンドルを握った日の記憶
―アニーとの出会いと購入のきっかけを教えてください。
もともと知人にすすめられてFIATが気になってはいました。もし乗るならオレンジ色がいいな、とぼんやりと思っていたんです。そんなとき、当時乗っていたクルマのエアコンが故障して、急いで乗り換えを考えました。すると、たまたま近くのクルマ屋さんにオレンジ色のFIAT500があり、見に行くことにしました。
実物を見た瞬間、フォルム、内装やハンドルのデザインがかわいく、そして、アニベルサリオの白色のホイールとボディのオレンジの組み合わせが決め手となり、その日のうちに購入を決めました。
―初めてお店から自宅に乗って帰ったときの気持ちを教えてください
緊張しすぎていた記憶しかないです(笑)。FIAT500は、国産車とウインカーとワイパーのレバーの位置が左右逆なので、慣れた道なのにうまく右折ができず、ぐるぐる遠回りしながら何とか帰りました。
でも、「ああ、このクルマが私のクルマなんだ」と思った瞬間、すごく感動したのを覚えています。
かわいくて、うれしくて、胸がいっぱいになりました。
「アニー」らしさを彩るこだわりの“くるまデコ”
―ponko_555さんが“くるまデコ”されている「アニー」のお気に入りポイントを教えてください。
特に革巻きハンドルと、インパネ(フロント座席前方の電装部品が収まるパネル全体のこと)が気に入っています。もともとはボディと同じオレンジ色だったのですが、どうしても木目調にしたかったんです。
でも、既製品がなかったので、ネットで中古の部品を購入して、知り合いのショップの方に木目調に加工してもらいました。
木目とブラウンのハンドルで優しい印象の車内に。
外装では、ボディ後方に取り付けている「リアガーニッシュ」という網目のパーツと、ピクニックキャリア、知り合いの方がつくってくださった“イタリアトリコ”とミカンのシールがお気に入りです。
「アニー」と出会ってから、自分なりのオリジナルの要素を、じっくりと、ちょっとずつ加えていきました。
後ろ姿にも、ponko_555さんらしさがたっぷり。
「アニー」がくれたご縁——イベント参加で広がった世界
―「アニー」に乗りはじめて、変わったことはありますか?
社会人になってから、なかなか地元の友達と集まる機会が無く、人付き合いや行動範囲の狭まりを感じていました。でも、「アニー」に乗り始めてからは、本当にがらりと世界が変わりました。
いろいろなフィアットのイベントに参加するようになって、日本全国に同じ車種に乗るお友達ができたんです!
きっかけは、Instagramで見つけた軽井沢のドライブラリーイベントに、思い切って一人で参加したことでした。はじめは知らない方ばかりで緊張しましたが、同じクルマに乗っている人たちが集まると、不思議とすぐに打ち解けられ、何よりとてもウキウキしたんです。
かわいいクルマに乗って、きれいな景色を見ながらドライブして、みんなでご飯を食べるのがすごく楽しくて。
そこから、いろんなイベントを調べては参加するようになりました。
年齢や性別、仕事に関係なく、同じ趣味、同じ“好き”を共有して、一緒に時間を過ごせるということがすごく楽しくて、ご縁って本当に大切だと感じています。
「うちの子が一番かわいい」——日常にときめきをくれる存在
―「アニー」を選んでよかったと思う瞬間はどんなときですか。
お買いものの際、駐車場に停めてお店から戻ってきたときですね。「なに!? あのかわいいクルマは! 」と毎回思っています。そして同時に、「あぁ、うちの子が一番かわいいな。このクルマを選んで良かったな。」と感じますね。見るたびに私のテンションを上げてくれる存在です。
旧車レストアの夢と10万kmをともに走った相棒への想い
―今後の展望を教えてください。
「アニー」と出会ってからどっぷりとFIATの魅力にハマり、たくさんの方々とのつながりが生まれました。旧車にあこがれた時期があったので、アニーを通じて出会った方に教わりながら、別の古いFIATをレストア(旧車を修理して復活させること)にチャレンジを始めました。まだ勉強中なので、時間がかかりそうですが、いつかこの大きな夢を実現したいと思っています。
レストアしようと奮闘中の約60年前のクルマ。
アニーに乗り始めてから5年で10万km走りましたが、ありがたいことに、今まで大きな故障は一度もありません。オイル交換など、自分でできるメンテナンスは続けながら、これからもできる限り長く乗り続けたいと思っています。
アニーは、私の世界を広げ、行動のきっかけをくれる最高の相棒です。だからこそ、これからもアニーのために自分でできることを増やしながら、長く乗り続けたいと思っています。
これからも一緒に、今日もご縁を乗せて
今回はponko_555さんに、FIAT500の「アニー」との出会いや、カーライフを通じて広がった人とのつながり、そして「アニー」への深い愛情について伺いました。
「アニー」と出会ってから、ponko_555さんの世界は大きく広がり、オレンジ色の小さな相棒がくれたご縁やときめきは、これからも続いていきます。10万kmをともに走り抜けた今もなお、『うちの子が一番かわいい』という想いとともにつむがれるカーライフは愛情に満ちています。
その投稿からは、クルマを通じて広がるご縁や、旅先での感動、そして何より“好き”を大切にする気持ちが伝わってきます。 これからも「アニー」と一緒に、たくさんの景色と出会い乗せて走り続けることでしょう。
