詳しくはこちら：『暮らしとくるまフォトコンテスト2023』 入選作品発表！

―はじめに、お二人がジムニーを購入したきっかけをそれぞれ教えてください。

けんじさん：ジムニーを買ったきっかけは、4～5年前に友達と一緒に行ったキャンプでした。その友達は、アメリカのピックアップトラックに乗っていて、それがすごくかっこよくて。

当時はキャンプブームがはじまったころで、僕も一人でキャンプに行けるようにクルマを持ちたくなったんです。

けんじさん：それまでは、クルマがなくても特に日常生活に困ることがなくて、乗るのは社有車くらいだったんです。それで、キャンプに行くならどんなクルマがいいかなと思って選んだのがジムニーでした。実用性で考えたら他の車種も候補にあったのですが、自分の趣味で乗るならジムニーがやっぱりいいなと（笑）

Love子さん：私もキャンプがきっかけでジムニーにしました。キャンプは以前からしていたのですが、娘がまだ小さかったこともあり、他の軽自動車に乗っていたんです。娘が大きくなってきたので、キャンプに行きやすいクルマにしようと思って、ジムニーにしました。そして2021年3月に納車されました。

けんじさん：僕は同じ年の2021年9月が納車でしたね。中古車だったので、はじめからそれなりにカスタムされたジムニーだったんです。納車されたジムニーの写真が、僕のInstagramアカウントでのひとつ目の投稿で、ふたつ目の投稿がLove子さんと知り合ったきっかけの「パッチワークテーブル」でした。

Love子さん：そうそう！ ちょうど私がジムニー用のテーブルを探していたときにけんじさんの投稿があって、見た瞬間に「私もこれ欲しい！」とすぐにけんじさんにダイレクトメールで連絡したんです。

けんじさん：それが最初の出会いのきっかけで、そこからジムニーを通してものづくりをするようになって、家族もできて。それが今の僕の生活につながってるんですよね。

Love子さん：本当、ジムニーのご縁ですね。

―けんじさんの「パッチワークテーブル」については、『暮らしとくるま』の“#くるまデコ クリエイターのものづくり”でインタビュー記事をご紹介していますね。

―お二人の投稿はジムニーだけではなく、最近は人物の写真も増えていますね。特にお子さまの投稿が愛らしいですね。

けんじさん：そうなんです。家族が増えてからは、人物投稿の数が爆上がりしました。娘はInstagramではシマエナガと名乗っているのですが、彼女が写真に映りたがって、よく撮ってくれってせがまれます（笑）

Love子さん：娘からいろいろなポージングもしてくれて（笑）彼女は、最近はカメラとお絵かきに興味があるようです。

―ご家族での投稿では、ファッションがおそろいのリンクコーデになっていますよね。これは意識的にされているのでしょうか。

けんじさん：確かに、よくリンクコーデになっていますね。といっても、最初に誰かが服を決めて、他の人がそれを見てなんとなく寄せた服装にしているだけなんです。

最初に服を決めるのは、娘だったり、Love子さんだったり、僕だったりして、そのときどきで変わっています。

―先日『暮らしとくるま』でもご紹介したご家族の写真も、センスのあるコーディネートでしたね。

けんじさん：このときは娘がGジャンを着たいと言って、Love子さんがそれに合わせたのかな。でも実は、このとき着ていた僕の上着は、写真を撮ってくれた友達の服を借りているんですよ。

ご紹介した記事：ずっと大切にしたい！「きずな」を感じるクルマとの思い出

―けんじさんの結晶ロゴはパッチワークテーブルのデザインから由来があると伺いましたが、Love子さんのロゴもありますよね。どういった由来のデザインなのでしょうか。

Love子さん：真ん中にある三角の山は“家族”を、その背景にある“矢”は、わたしとけんじさんを表しています。結婚する前までは矢は一本だけでしたが、今はけんじさんが加わったので２本に増えました。

Love子さん：文字のLoveは自分（Love子）で、リリニーはジムニーのことです。ジムニーに乗るまではクルマに愛称もつけてないし、カスタマイズしたことはありませんでした。

でも、Instagramのジムニーアカウントでつながったみなさんが名前をつけたり、内装も外装もすごくカスタマイズしていたり……それを参考にして、自分もジムニーに名前をつけてみたら、いつの間にかいろいろカスタムにも手を出しはじめた感じです。

―リリニーちゃんは車内インテリアがとても魅力的ですね。飾りはご自身でつくることが多いのでしょうか。

Love子さん：ジムニーの車内天井に貼るワッペンは自分でつくりました。けんじさんのロゴが入ったクッションをつくったりもしています。パッチワークテーブルやミラーはけんじさんの作品ですね（笑）その他ガーランドなどの飾りは、Instagramジムニーアカウントからクリエイターさんを知って手に入れることが多いです。本当にジムニーを通じて、いろいろな方との縁があります。

―思い出深いお出かけ場所や撮影スポットはありますか。

Love子さん：クルマでのお出かけは、本当に思い出深い場所がたくさんありすぎてわからないです（笑）

けんじさん：僕は、3人で行ったイルミネーションかな。娘がまだ小さいころに行って、一緒に遊びまわったのがいい思い出です。

Love子さん：キャンプは、ジムニー乗りのキャンプ好き仲間からお誘いいただいて行くことも多いですね。日帰りでキャンプに行ったりとか。

けんじさん：そうだね。ご縁があってキャンプに行くことも多いですね。

あと、北海道は広いので、高速道路を使っても旭川まで3時間、釧路も5時間以上かかってしまうんです。それぞれの場所に行くことだけでも大変だし、冬の雪道を帰るだけでもいい思い出になります（笑）

―けんじさんは、海辺でコーヒーを楽しんでいらっしゃったりもしますよね。

けんじさん：はい。海辺でコーヒーを淹れる時間も楽しいですね。

最初は何していてもどこに行っても楽しいなという感じもありましたが、今は暑さのせいもあってそろそろ投稿ネタが欲しいな、という感じで出かけることもあります（笑）

１人のときは朝4時に家を出て、5時ごろに誰もいない橋のたもとや砂浜で日が昇るのを見ながらコーヒーを飲むのを楽しんでいました。ジムニーだから砂浜とかに入っても大丈夫だし。

家族ができると、そういう楽しみ方はちょっと難しいときもあるかもしれませんが、家族でキャンプを楽しむために、最近、カーゴトレーラー（車両でけん引する箱状の荷台）を買ったんです。荷物をそこに入れれば家族3人が余裕でくつろげるので、これから出かけることが増えそうです。

―Instagramに投稿されている写真は、美しい景色が多いのですが、お気に入りの撮影スポットはありますか？

Love子さん：私は決まった撮影スポットは特になくて、自分がきれいだなと思う場所を見つけたときに直感で撮っています。通勤しているときの風景もあるし、自宅から30分くらい走れば山や海などの風景がたくさんあります。

けんじさん：私は道を覚えられないので、いいと思ったところはカーナビで登録をしています。カーナビの登録地は、自宅以外は撮影向きのロケーションばかりになっています（笑）鉄塔や橋がある景色が好きですね。

―ジムニーに乗ってお二人の暮らしは変わったと思いますが、特に大きく変わったのはどの点でしょうか。

けんじさん：やはり、家族ができたというのが一番大きいですね。そもそもジムニーがないとLove子さんと出会うこともありませんでした。また、ジムニーを通じてものづくりをして、他のクリエイターさんともつながれましたし、すごく得るものは多かったなと思いますね。

Love子さん：ジムニー仲間と走りに行ったり、キャンプに行ったり。出会いも趣味もスゴイ豊かになりました。リリニーは連れていけなかったけれど、飛行機に乗ってジムサンのイベントに行ったときも、ジムニーを通じてこんな大きなお祭りに参加できたことに感動しました！

本当に、ジムニーに乗っていることで、私にとっては毎日が「#旅の思い出とクルマ」なんです。

今回は、北海道でジムニーライフを送るkenj.imnyさん、jimny_love_jb64さんご夫婦にお話しを伺いました。ジムニーがつないだ“縁”により、幸せあふれるクルマのある暮らしをされているのがとても印象的でした。お二人の心温まるエピソードからは、ジムニーは単なる“乗り物”ではなく、“家族の一員”であることも感じられます。これからもきっと、お二人の人生を豊かにしてくれたジムニーとともに、素敵な「#旅の思い出とクルマ」のある暮らしを紡いでいくのでしょうね。

取材協力・写真提供いただいたフォロワーさま：

kenj.imnyさん　https://www.instagram.com/kenj.imny/?hl=ja

jimny_love_jb64さん　https://www.instagram.com/jimny_love_jb64/