愛犬るい君と、ちょこタン色のボンゴブローニィバンと。わが家が見つけた自由なVAN WAN LIFE
今回は『暮らしとくるまフォトコンテスト2025(冬)』で大賞を受賞されたruikun0102ご夫妻(ゆーとさん、りえさん)にお話を伺いました。愛犬「るい君」と暮らすおふたりが出会ったのは、「VAN WAN LIFE(バンワンライフ)」という新しいライフスタイルです。その象徴が、大賞受賞された1枚のバースデーフォトです。今から行こうか――そのひと言で、わんこと旅に出られる軽やかな日常。時間や場所に縛られない自由さは、家族の距離を自然と近づけてくれたといいます。憧れを現実に変えたリアルな体験を通して、VAN WAN LIFEが広げてくれた世界の魅力をひもときます。
目次
大賞作品は、愛車のラゲッジルームで叶えたバースデーフォト
―フォトコンテスト大賞おめでとうございます! 受賞された写真は、どんな経緯で撮影されたのですか?
ゆーとさん:ありがとうございます。わが家ではもともと毎年、家族の誕生日に合わせて自宅で誕生日パーティーを開催していて、そのときに“バースデーフォト”を撮っているんです。
―この日は、チワックス(チワワとダックスフンドのミックス犬)のるい君のお誕生日だったとか。クルマで撮影された理由はあるのでしょうか。
りえさん:2025年は、念願だったVANLIFEを始めるためにMAZDA ボンゴブローニィバンを購入していました。「今回はクルマでバースデーフォトを撮ろう! 」と、お誕生日だったるい君の写真を撮影しました。
人生を変えたイベント“VAN WAN LIFE”との出会い
―VAN WAN LIFEを楽しまれているおふたりですが、もともとアウトドアがお好きだったのですか?
りえさん:いえ、実は私、以前はアウトドアが全然ダメで(笑)。虫が苦手なんです。夫はソロキャンプに出かけるのですが、家で見送るのが当たり前だったんです。
ゆーとさん:それでも「一緒に楽しめたらいいな」と思って、根気強くアウトドアに誘いました(笑)。最初にSUP(サップ)を体験してもらったのが、大きな転機でしたね。10月で虫もいなかったので、割といいなって思ってもらえたようです(笑)。
そのあと、るい君も連れて行ったら、意外と楽しそうだったんです。それで、この子をアウトドア犬にしようと思ったんです。
りえさん:私自身もちょっとるい君も一緒なら行ってみようかなと思えるようになったんです。それで回数を重ねるうちに、るい君と一緒に成長していった感じでしょうか。るい君が楽しそうにしているのを見ていて、どんどんはまっていきました。
るい君、初めてのキャンプ
―そうだったんですね! 現在は車中泊の旅を楽しまれているそうですが、始めたきっかけを教えてください。
ゆーとさん:もともとのきっかけは2023年の秋に訪れたカフェでした。店内に置かれていたフライヤーで、『VAN WAN LIFE』という、VANLIFEとわんことの暮らしを楽しむ人たちが集まるイベントの存在を知りました。
りえさん:ちょうど、わんこを飼っているし、軽バンに乗っていたこともあって興味を持ち、岐阜県の大垣で開催されるそのイベントに行ったんです。
そこで目にしたのは、オーナーさんの愛が詰まったカスタムバンと、幸せそうにくつろぐわんこたちの姿。
イベント参加者の方々に車中泊についてのお話を伺ううちに、「こんなに自由で、おしゃれなライフスタイルをしている人たちがいるのか! 」と衝撃を受け、一気に惹かれていきました。
―『VAN WAN LIFE』との出会いがきっかけなんですね。そこからどのように車中泊デビューされたのでしょうか。
ゆーとさん:イベントから1年以上かけて、アウトドア用品の展示会に行ってみたり、また『VAN WAN LIFE』に参加して内装の勉強をしたり、自分たちがやりたいVAN WN LIFEのイメージを具体的に固めていきました。そして、2025年の夏にボンゴブローニィバンを見つけ、広い荷室空間を確保できて、レトロな外観が決め手となり、購入しました。
愛知県で開催されたアウトドア用品のイベント
愛車のカスタムはすべてDIYで
―着実にVAN WAN LIFEデビューに向けて準備されてきたのですね。ボンゴブローニィバン購入後のカスタムはどのように進めましたか?
ゆーとさん:実は外装も内装もすべて自分たちでDIYをしています。クルマの納車後、最初にとりかかったのは、元は真っ白だった外装の塗装でした。愛犬のるい君と同じ“ちょこタン色”なところがポイントです。
るい君と同じチョコたん色のボンゴブローニィバン
りえさん:実際にるい君とホームセンターに行き、売場でるい君と商品を見比べながら一番似ている色を選んだ、こだわりのカラーです(笑)。
ゆーとさん:ちなみに色を決めたのと、塗装の一筆目は妻でした。
―内装のこだわりはどんなポイントでしょうか?
りえさん:車内のインテリアや「こんな小物が欲しい」といったアイデアは私が提案することが多いです。それを夫がDIYで形にしていきます。テイストは、自然の木材をそのまま活かした、温かみのある雰囲気にこだわっています。
―カスタムはとても順調に進められたようですが、何か苦労した点はありましたか?
ゆーとさん:はい。実は、本格的なDIYはこのクルマが初めてでした。事前にYouTubeやInstagramなどで大まかな方法を調べるのですが、実際に取りかかると細かな工程で何度も壁にぶつかります。特にベッドキットは、クルマの形に合わせるためにつくり直したり、一度切った木材をまた削ったりと、何度も調整して、ようやく完成にこぎつけました。
また、本来なら一年ほどかかりそうな作業を、真夏の2か月で完成させたんです。慣れない作業を炎天下の中、食事も忘れて夢中になって取り組んだのは大変でしたが、苦労した甲斐があったな、と思っています。
『VAN WAN LIFE』が展開する無限の可能性
―大変なDIYカスタムを終えられて、初めての車中泊旅はどちらへ行かれたのでしょうか。
りえさん:8月の暑い時期だったため、標高が高くて涼しい場所を求めて、長野県のビーナスラインを旅先に選びました。ビーナスラインの山頂に『ころぼっくるヒュッテ』という、私たちが以前から大好きな人気のカフェがあるんです。いつもなら行列必至ですが、近くで車中泊をしていたおかげで、オープンの瞬間に一等席のテラス席へ案内してもらうことができました。朝一番の澄んだ空気の中で飲むコーヒーは格別でしたね。キャンプのような撤収作業がないから、朝の時間を最大限に自分たちのために使えて、車中泊のメリットを最大限に感じられる旅になりました。
―初めての車中泊旅は、大成功だったんですね。
ゆーとさん:そうですね。それからどんどん車中泊にハマっていきました。 車中泊の一番の魅力は“思い立ったときに、すぐ旅に出かけられること”です。以前なら、旅に出るには、まず「わんこと泊まれる宿」を探して予約する必要がありました。でも、車中泊ならその必要はありません。思い立った瞬間に出かけられるので、以前よりもぐっと出かける頻度が増えました。
体験したからこそ伝えたい、VAN WAN LIFEの魅力
―これから挑戦したい旅先はありますか?
ゆーとさん:次はしまなみ海道や、北海道に行ってみたいです。ボンゴブローニィバンに小さなバイクを積んでいって、現地ではるい君をリュックで背負って、潮風を感じながらバイクでしまなみ海道を渡りたいですね。そして夜は車中泊を3人で楽しみたいです。
このリュックでおでかけするのが大好きだというるい君
過去に京都の天橋立をバイクで渡ったとき
―自分仕様にしたクルマで車中泊ができたら、全国どこでも快適に旅ができそうですね。
りえさん:その通りです。VAN WAN LIFEの一番の魅力は、“お家でくつろいでいる空間が、そのまま移動しているような感覚”にあります。クルマというよりも、秘密基地のような感じ。なにより、るい君もすごく居心地が良さそうにしているのがうれしくて、だからこれからも続けていきたいと思っています。
―最後に何か伝えたいことはありますか?
ゆーとさん:わんこを飼っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、「ぜひVAN WAN LIFEをやってみてほしい」その一言に尽きます。VAN WAN LIFEをすれば、時間や宿泊先の予約や出入りという制限から解放されます。そうすると行ける場所の選択肢が増えるので、新しい発見がたくさん見つかります。まさしく“自由”な旅ができるんですよね。
りえさん:私たちも「もっと早く始めればよかった!」と思うくらい、行ける場所の選択肢と、家族で過ごす時間の質が変わります。わんこと暮らしている方には、ぜひ一度この世界をのぞいてみてほしいです。
VAN WAN LIFEがくれた、新しい日常と景色
イベントとの出会いをきっかけに始まったVAN WAN LIFEは、ご夫妻とるい君の暮らしを大きく変えました。「るい君が楽しそうなのが、何よりうれしい」その言葉通り、VAN WAN LIFEの本質は移動の便利さだけではなく、愛する家族と、大好きな空間のまま、どこまでも行ける安心感にあるのかもしれません。思い立ったときに旅に出られる自由さが、行動範囲や出会いを確実に広げています。これから先も、ボンゴブローニィバンとともに走る道のぶんだけ、世界はさらに大きく広がっていくことでしょう。
