目次
1.AQ. 緊急脱出用ハンマー
「AQ. 緊急脱出用ハンマー」をお試し。私自身、緊急脱出用ハンマーを初めて使ったということもあり、かなり強い力で叩いてしまいました……。
全ての緊急脱出用ハンマーに共通することですが、自分が思うよりも全く力を必要とせず、「当てる角度」の方が重要です。
このときも、ガラスに対して垂直に当たったときに割れています。力強く振りかぶって、むやみやたらに叩いてしまうと、ハンマーの先の部分がガラス面に対して垂直に突き刺ささらず、割れなかったようです。
【AQ. 緊急脱出用ハンマーの利点☝】
・オレンジ色で目立つので、いざというときに車内で見つけやすいです。
・ハンマーを収納できるキット(ケース、ネジ、粘着テープ)も付いているので、例えば発煙筒の横に設置するとサッと取り出せると思います。
・柄の部分が長く、ゴツゴツした溝が付いているので持ちやすいです。
2.緊急用 マルチセーフティーハンマー BM2127
続いては、「緊急用 マルチセーフティーハンマー BM2127」。親指の付け根で、ハンマーの一番太い部分を握りると、持ちやすく滑りにくかったです。このハンマーは、先端が飛び出し式になっていて、普段は隠れています。ガラスを割るときにだけ尖った金属部分が出てくる仕掛けになっています。
そして、何度か試してみて気づいたのですが……ガラスを割るときは焦らずに、ゆっくりハンマーを当てると一発で割ることができます。非常時は焦ってしまいがちですが、ガラスを割る前に落ち着いてひと呼吸おいてから割ると良いかもしれません。
【緊急用 マルチセーフティーハンマー BM2127の利点☝】
・大きさはコンパクトで、使いやすかったです。日常づかいもできる機能が充実しています。
・シガーソケットに差し込むと、USBソケットとして活用できます。
・ライト機能もあり、ちょっとしたときに車内を照らすことができます。
・シガーソケットに差し込めば充電できます。わざわざ電池を入れなくても良いのが、ズボラな私にとっては嬉しいです。
3.緊急用 マルチセーフティーハンマー PLUS BM2197
緊急脱出用ハンマー3つめは「緊急用 マルチセーフティーハンマー PLUS BM2197」。こちらは先に紹介した「緊急用 マルチセーフティーハンマー BM2127」の後に出たモデルで、持ち手の部分が他よりも細くなっています。
小柄で手が小さい私には、このサイズがギュッと握れて角度の調節がしやすかったです。自分にとって、どの大きさのハンマーが持ちやすいのか? も選ぶ基準にするといいかもしれませんね。
割れたガラスは、手前に向かって飛び散るのではなく、ガラスが粉々になって下に落ちる感じです。
緊急脱出用ハンマーを使うときは、ガラスに当たった瞬間は手を振り抜かないほうが、ガラスの破片でケガをすることが減ると思います。また、できる限りサイドガラスから離れて使うといいでしょう。緊急時に脱出するときには、なるべくガラスの破片に触らないように注意しましょう。
【緊急用 マルチセーフティーハンマー PLUS BM2197の利点☝】
・形状を、L字やI字に変えられるのが◎
・「緊急用 マルチセーフティーハンマー BM2127」と同じく、シガーソケットに差し込んでUSBソケットとして使えたり、LEDライトの機能があります。
・LEDライトとして使用するとき、マグネットのフタが付いており、クルマのボディなどにくっつけて固定できます。これなら、例えば、暗いところでの作業(冬期のチェーン履き替えなど)やキャンプにも重宝しそうです。
緊急脱出用ハンマーを使うときのコツまとめ
✓ サイドガラスに「垂直」になるような角度を意識して使用するのが◎
✓ 肘を固定し、手首のスナップを効かせて、焦らずに。
✓ 力加減は、肩叩きくらいの力の強さをイメージして。叩き割るような力やガラスに当たった後に振り抜くような力はいりません!
車内にありそうな他のものでも、サイドガラスは割れる?
緊急脱出用ハンマーの威力はわかったものの、また、気になることが……
「車内にある他のものでも、サイドガラスは割れるんじゃないの?」 と。
ということで、車内にありそうなものでもガラスが割れるか、実際に試してみました。
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