
リアシートカバーを手づくり! プライベート感のある楽しい車内にしよう
クルマの中ってシンプルになりがちですが、せっかくのプライベート空間なので飾らないのはちょっともったいない気がします。今よりもクルマの中を楽しい空間にしたい方にオススメなのが、手づくりシートカバーです。リア(後部座席)のシートは面積が広いので、そこを変えるだけで車内の雰囲気がガラリと変わります。それにデザイン面だけでなく、汚れの防止にもなるので、取り付けておくと掃除の面でも便利です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
目次
準備するもの
リアシートカバーは、かなり大物なのでミシンがあると便利です。
材料
✓ お好みの布(幅130〜150㎝ × 縦300㎝ほど)✓ バイアステープ(キャプテンバイアステープ両折)
✓ 平ゴム(3mほど)・スナップボタン・ミシン糸
✓ ミシン、裁縫セット、アイロン、メモ用紙 & ペン、(あると便利)洗濯バサミ
※布・バイアステープ・平ゴムの長さは、リアシートの大きさにより異なります。

裁縫セットは、裁ちばさみ・定規・メジャーチャコペン・まち針・手縫い針など
【ステップ1】リアシートのサイズを測り、デザインを考える
メジャー・紙・ペンを用意します。
メジャーを使い、リアシートの背もたれ・座面・ヘッドレストのサイズを測ります。

メジャーを使って測るように
縦横の長さだけではなく、座面にあるシートベルトの差し込み口と差し込み口の間隔、ヘッドレストとヘッドレストの間隔など、できるだけ細かく測りましょう。記録するときは、パッと見て何のサイズを測ったのかわかるように、イラスト付きのメモを取ると後でわかりやすいです。

記録はイラストと一緒に
記録したサイズをもとに、シートカバーのデザインを考えていきます。計測したサイズにぴったりのカバーをつくるのは難易度が高いです。サイズが小さくなると、リアシートに入らず、もう一度やり直しというのはなかなか骨が折れますよね。
リアシートをゆったりと覆えるくらい、大きなサイズになるようにデザインを考えましょう。

測ったサイズよりも大きめのシートカバーを。ヘッドレストとシートベルトの差し込み口をつくっているのがポイント

リアシートをセットしたときの完成予想図も考えておきましょう
シートカバーは、背もたれと座面を分割せず一枚にすることで、シートの隙間にゴミが入るのを防ぐことができます。小さなお子さんと一緒のドライブのときは、特に汚れやすい箇所なので、分割しないタイプのリアシートカバーがオススメです。
【ステップ2】布を裁断する
裁ちばさみ・定規・チャコペンを用意します。

かわいい北欧風の花柄の布(コットン 100%/生地幅150㎝)
布を裏にして、定規で布のサイズを測り、チャコペンで印をつけます。印を付けるときは、縫い代のことも考え、完成図よりもプラス2〜3㎝ほど足しましょう。
定規を使うときはテーブルの角を利用すると、正確なサイズが測りやすいです。

余分な布を裁断できたら、チャコペンを使い【ステップ1】で考えたデザインを書き写します。
チャコペンで印をつけた箇所に間違いがないかよく確認してから、裁ちばさみで布をカットしましょう。この時点では、シートベルトの差込口などの穴はカットしなくてOKです。
【ステップ3】ミシンで布の端を縫う
ミシン・ミシン糸・アイロン・アイロン台・まち針・平ゴムを用意します。
布の端を三つ折りにして、アイロンで押さえてから、まち針で留めましょう。アイロンをかけるのは少し手間ですが、三つ折りの折り目を丁寧に押さえることで、縫う作業がずっとラクになりますよ。
また、三つ折りにした布の間に平ゴムを挟み、まち針で留めましょう。

四隅までしっかりとアイロンをかけます
ミシンで縫うときは、縫いはじめと縫い終わりに必ず返し縫いをするように。
布の端を縫うと同時に、平ゴムも布と一緒に縫い付けます。

平ゴムはリアシートを固定するのに使うため、シートカバーの中でも負荷がかかる部分です。平ゴムを縫い付けるときに返し縫いをすると、より強度をもたせることができます。

