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4.事故に相手方がいる場合は、お名前や連絡先などを確認しましょう
警察に連絡が終わったら事故を起こした相手とお互いの身元の確認を行っておきましょう。確認しておきたいのは、氏名、住所、連絡先、車両のナンバーなどです。お互いが認識できるように、自分のことも相手に伝えるようにすると、スムーズにお話ができるかと思います。
ここで気を付けたいのは、その場では絶対に、当事者同士で示談を行わないこと。口約束でも示談は示談です。
自動車保険に加入していれば、必ず示談代行がついています。その場では「示談の交渉は、保険会社に相談します」と伝えましょう。
忘れないうちに、事故の状況も確認します。
お互いのスピードや停車位置・信号などの事故発生時の状況や衝突地点の地名・番地をメモしておきます。スマホのカメラで、事故車両の破壊状況などの写真を撮るのも、事故後の検証に役に立ちます。
ドライブレコーダーを付けているなら、その映像はとても重要です。ドライブレコーダの記録は、警察への証拠資料にもなりますし、保険を使う場合にも相手との過失割合の認定の際に大切な情報となります。
5.事故の目撃者を周囲で探し、事故状況の確認をお願いしましょう
また、もし周囲に事故の目撃者がいるなら、事故の目撃者として警察にお話ししていただけるか確認をしておきましょう。そのときは、目撃者の方の氏名、連絡先、目撃内容などお聞きして、内容をメモや録音をしておくと、のちに助かることがあるかもしれません。
6.自動車保険に加入している場合は、加入している保険会社の窓口に連絡しましょう
ここまで終わったら、契約している保険会社に連絡します。ここでも警察への連絡と同じような状況の説明が必要になります。
大事なのは、いつ・どこで・だれが・なにが・どうして・どうなったかを正確に伝えることです。適切な補償を受けられるだけでなく、事後対応など不明な点を相談することができます。
保険会社へは、電話のほかアプリなど契約している保険会社によって連絡の手段はさまざまです。あらかじめ、スマホに電話番号を登録しておいたり、アプリをダウンロードしてログインしていたりなど、日ごろからすぐ連絡が取れるようにしておくといいですね。
7.必要があれば、保険会社に相談しつつ事故車をディーラー・修理工場へ
事故車の修理が必要な場合、自宅近くの修理工場やディーラーに修理をお願いすることが多いと思います。そういった場所がないときは、自動車保険(任意保険)に加入していれば、保険会社でも修理工場を紹介してくれることもあります。また、保険会社がレッカー車を手配してくれるので加入している保険会社に相談してみてください。
自動車保険に入っていないと、自分でレッカー車を手配したり、修理工場を探さなくてはいけなかったりと、少し面倒かもしれません。いざというときも含めた自動車保険のプランを検討するといいですね。
もしものときに備えながらも安全運転を
誰だって事故なんて経験したくはないものです。でも、どんなに気をつけていても、何かのきっかけで、誰もが事故に遭う可能性はあります。
大切なのは、防災訓練と同じで、不測の事態に備えて対処の流れをシミュレーションしておくこと。いざというときに落ち着いて正しい対応ができるよう準備しておけば、安全運転への意識を高く持てるようになるかもしれませんね。