traces of the car wheels on a snowy road

公開:2024.12.10
更新:2024.12.6

クルマの冬支度できていますか? クルマの冬の寒さトラブル4選とおすすめ対処法

冬なのに暖かいと思ったら急激に寒くなったりする、最近の気象状況は予測がつかないことが多く発生していますね。運転する人もクルマも厳しい寒さの対策が不足していると、思わぬトラブルに遭うことも。毎日の通勤や冬の長距離ドライブに向けて備えておくと、安全・快適に過ごせるクルマの冬の寒さトラブル4選とおすすめ対処法をご紹介します。

目次

冬場に起きやすいトラブルNo1、クルマのバッテリー過放電(バッテリー上がり)の対処法

JAF(日本自動車連盟)によると、2023年の年末年始におけるロードサービスの出動理由でもっとも多いのは、バッテリーの過放電(バッテリー上がり)です。
バッテリーは寒くなると「容量低下」と「充電効率の悪化」の状態となり、バッテリーの性能が低下します。寒くなるとカーエアコンやヒーターをつけたり、日照時間が短くなることでライトをつける時間も増えるので、電気使用量が増加します。このように冬になるとバッテリーに負荷がかかり、バッテリーの過放電が起こりやすくなってしまいます。

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バッテリーの寿命は2~3年といわれています。バッテリー交換後2年以上使用している場合は、早めに点検して、バッテリー上がりを予防しましょう。

また、万が一のバッテリー上がりに備えて、ジャンプスターターをクルマに備えておくと安心です。
ジャンプスターターは、モバイルバッテリーとして使用できるものもあり、バッテリー上がりだけでなくスマホやパソコンなどの電気製品の充電に使用することができるため防災用にもひとつあると便利です。

早朝の通勤やお出かけなど急いでいるときに困るフロントガラス凍結の対処法

Frost on a completely covered car windscreen

冬の寒い朝にはフロントガラスの凍結に悩まされることが多くなります。

通勤などで朝急いでいるときに、フロントガラスが凍ってしまっているとすごく困りますよね?

 

そんなときに解氷スプレーがあれば、凍結したガラスの氷を素早く溶かすことができます。

そのほかの凍結防止対策として、あらかじめフロントガラス用凍結防止マスクをつけておけば、フロントガラスが凍結しないので、すぐに出発することができます。

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掛けておくだけでフロントガラスの凍結を防止する凍結防止シート。こちらはドアミラーまでカバーするタイプです

クルマの中の寒さ対策

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車内の暖房の効きはじめや暖房だけでは寒いと感じるときには、吸湿発熱素材のクッションや、ヒーター付きのクッション、同乗者はひざ掛けで温めると、暖房だけでは寒い日でも暖かく過ごすことができます。

また、クルマに乗る前に車内を温めておきたい場合は、離れた場所からエンジンをスタートできるリモコンエンジンスターターというものもあります。リモコンエンジンスターターを取りつけることができるのは、国産の一部車種に限られますので、オートバックス店舗に相談してみてください。

降雪地域に出かけるときの対策

Snow chains on tire at winter road

スキーやスノーボードなどの冬のレジャーや観光で降雪地域に出かけるときには、タイヤを冬用のスタッドレスタイヤに履き替えることが必要です。

さらに、一部地域では「チェーン規制」が実施されると、スタッドレスタイヤを装着していても走行することができません。チェーン規制が実施される地域は決まっていますので、事前に確認し対象地域に出かけるときにはタイヤチェーンの準備も忘れずに行いましょう。

また、降雪地域へのお出かけ予定はない場合でも、急な降雪に備えてタイヤチェーンを準備しておくと、どうしてもクルマで出かけなければならないときに安心です。
タイヤチェーンには車種や素材ごとに種類があるので、降雪予報が出る前に確認しておきましょう。

冬のトラブルや寒さに備えて、安心・快適なドライブを

今回は冬に寒くなると起きやすいトラブル4選と、おすすめの対処法を紹介しました。
寒さへの対策をしっかりと行って早めに備えておき、安心・快適に冬のレジャーやドライブを楽しみましょう。

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