
いざというときに備えたい! お家とクルマのおすすめ防災グッズ
災害は突然やってきます。地震や台風、大雨などの自然災害だけではなく、停電や断水といったライフラインのトラブルも起きると私たちの日常に大きな影響を与えます。防災グッズを揃えている人も多いかと思いますが、定期的に自分にとってどんなアイテムを選べばいいのか、何を優先すべきなのかを考える必要がありますよね。 今回は、一般的な防災グッズに加え、災害時にクルマを活用するときに役立つおすすめグッズをご紹介します。“備えあれば憂いなし”です。
目次
災害時に必要となる基本的な防災グッズ

災害時の防災グッズは、命を守り、生活を支えるものが必要になります。携帯しておきたいもの、いざというときに持ち出すもの、備蓄しておくものなど、チェックリストを参考に、ご家庭の状況に合わせて備えておきましょう。
災害時には、まず自分や家族の命を守ることが最優先です。広島県の「防災グッズ一覧」を参考に、以下を必ず準備しておきましょう。
飲料水:1日1人3リットル × 3日分
食料:人数 × 3日分
モバイルバッテリー
ホイッスル
携帯ラジオ
これに加えて、避難先へ持ち出すために以下も用意していると安心です。
簡易トイレ
運動靴・スリッパ
防寒具(雨具):使い捨てカイロ、ブランケット、防寒アルミシートなど
救急セット:ばんそうこう、包帯、消毒液常備薬など
そのほか、ご家庭の状況によって、小さなお子さまがいればミルクや紙おむつ、おしりふきなど、高齢者がいれば杖や補聴器、持病の薬などを用意するといいでしょう。
<参考:首相官邸 防災の「備え」チェックリスト>

災害時のクルマ活用法について

災害に遭ったときには、徒歩で安全が確保されている施設に避難することが原則です。しかし、小さなお子さまや高齢者、ペットのいるご家庭では、一時的にクルマを避難場所にするケースが増加しています。特に平成28年の熊本地震では、内閣府調査での回答者のうち74.5%が避難時に車中泊を経験されています。
車中避難では、車内が自分や家族だけのプライベートな空間となります。
「車内カーテン」があれば周囲の目を気にせず過ごせ、避難時のストレスを低減することができます。
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また、車中避難では、カーエアコンで暑さ・寒さを和らげたり、携帯電話を充電したり、ラジオやTVからの情報収集が可能です。いざというときにより長く快適に過ごせるように、普段からガソリンを満タンにしておくといいでしょう。
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車中避難のときのリスク対策
車中避難は、避難所にいるよりもプライバシーが確保できるうえ、冷暖房が付いているので快適に過ごすことができます。しかし一方で、いわゆるエコノミークラス症候群と呼ばれる血栓症や、降雪時にクルマの排気口(マフラー)がふさがってしまい一酸化炭素中毒を起こすなどの命の危険が伴うリスクがあることにも注意しましょう。

エコノミークラス症候群予防のためには、こまめな水分補給と定期的なストレッチがおすすめです。また、着圧ソックスやフットレスト、足置き台なども準備しておくといいかもしれません。
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一酸化炭素中毒を防ぐには、エンジンをかけっぱなしにしない、30分~1時間ごとに換気する、大雪時には車中避難しないなどの対策が必要です。
自分や家族を守るために防災グッズを日ごろから準備しておきましょう
防災グッズの準備は、災害時に自分や家族を守るための大切な備えです。 非常食や飲料水、応急手当用品、情報入手のためラジオやモバイルバッテリーなど、基本的なアイテムを揃えることで、そのときに不安を軽減できます。

また、クルマにも万が一に備えて準備しておくことで、さらに安心感を高めることができます。普段の生活で活用しながら、万が一の災害にも活躍するグッズもたくさんあります。災害に備えながら、普段の生活も便利にしてみませんか。
