運転前におさらい! クルマの基本操作5選
はじめての運転や久しぶりの運転で、ワイパーやライトなどの操作方法がわからなくて困った経験はありませんか? クルマの基本的な操作やスイッチの場所は多くの車種で共通しています。急に雨が降ったり、暗くなったりしたときでも慌てないように、覚えておきたい一般的な国産車の操作方法をまとめました。
目次
右左折するときに使う 「ウインカー(方向指示器)」の使い方
久しぶりの運転だと、曲がろうとしたときに、一瞬、「ウインカーはスイッチをどっちに倒すんだっけ? 」と戸惑うこともあるかもしれません。ウインカーは、ハンドル右側のライトスイッチのついているレバーを上下に倒すことで点滅します。
右折……レバーを下方向に倒します。
左折……レバーを上方向に倒します。
右左折するときにハンドルを回す方向にレバーを倒すと覚えておきましょう!
暗くなってきたら早めに点灯させる「ヘッドライト」の使い方
夕暮れどきになるとヘッドライトを点灯させないといけませんよね。オートライトで自動的に点灯する車種も増えてきていますが、シェアカーやレンタカーで設定が変わっているときや早めに点灯させたいときには操作が必要です。対向車や歩行者がいる道路で使用するときはロービーム(すれ違い用前照灯)を点灯させます。
ライトの点灯方法は、ハンドル右側にあるライトスイッチのレバー先端部分を持って、つまみを回します。
ロービーム(すれ違い用前照灯)……レバーの先端部分を2段階上に回します。
ハイビーム(走行用前照灯)……ロービーム点灯の状態からレバーを奥に押します。
詳しくはこちら : これで安心!ライトの種類と操作方法
雨が降ったら作動させる「ワイパー」の使い方
雨の日の運転をする上で必須なのがワイパーの操作。下手に動かしたくないという不安から、運転するときの天気や時間などを気にしている方も多いかも?
ワイパーは、ハンドル左側にあるレバー(ワイパー・ウォッシャースイッチ)を使って操作します。
OFF(レバーを操作していないとき)……ワイパーは動きません。
MIST(OFFの状態からレバーを上に押し上げたとき)……1度のみゆっくり動きます。
INT(OFFの状態からレバーを1段階下に下げたとき)……一定の間隔をあけてゆっくり動きます。
LO(OFFの状態からレバーを2段階下に下げたとき)……連続でゆっくり動きます。
HI(OFFの状態からレバーを2段階下に下げたとき)……連続で早く動きます。
詳しくはこちら : 意外と知らない!? ワイパーの操作方法
フロントガラスの曇りをとる「デフロスター/デフォッガー」の使い方
雨の日や寒い日に運転していると、急にフロントガラスが曇りはじめて焦ってしまうことがありますよね。視界不良は安全運転の大敵。そんなときに重宝するのが、空調コントロールパネルにある「デフロスター」と「デフォッガー」というスイッチです。
デフロスター……フロントガラスが曇ったときに押します。
デフォッガー……リアガラスが曇ったときに押します。
詳しくはこちら : 急に困った! フロントガラスのくもり対策 & 予防法
クルマの室内温度を調整する「エアコン」の使い方
たまにしかクルマに乗らないと「エアコン送風口から風が出ていても涼しくない……」なんてことありませんか? クルマのエアコンは、家庭のエアコンとは使い方が違います。涼しい風を出したいときや除湿機能を使いたいときは「A/C」スイッチの使い方がポイントです。
【車内の温度を自動で調整する場合(AUTOエアコン装着車の場合)】
① まずは「AUTO」スイッチを押します。
② 次に「A/C」スイッチを押します。【自分で風向きや温度などを調整する場合】
① 「A/C」スイッチを押します。
② 温度の調整ダイヤルを回します。
ちなみに、暖房を使用したいときは「A/C」スイッチはOFFにします。
詳しくはこちら : カーエアコンが涼しくならないときに。チェックしたい正しい使い方
走り出す前に運転席周りの操作方法や機能を確認しておこう!
当たり前だと思っていたクルマの操作方法を見直してみると「意外と知らなかった! 」ということはありませんでしたか? 運転免許を取って間もない方や、久しぶりの運転で操作方法が不安な方、あるいは運転に自信がある方でも、もしかしたら知らないクルマの操作があるかも。
今回は一般的な国産車の基本操作をご紹介しましたが、車種によって操作方法が異なる場合もあるので、分からないときはクルマの取扱説明書を確認しましょう。
また、他にも気になっているけど触ったことのないボタンやマークがたくさんあれば、この機会に調べておくといいかもしれませんね。
関連記事 :運転席を見回したくなる!? よくわからないクルマのスイッチ3選
運転席周りの操作方法や機能をあらかじめ把握しておくことで、戸惑うことなくスムーズに運転できるようになります。操作方法をおさらいして、運転がラクに快適になれば、クルマを使いこなせているような感覚が味わえますよ!