
【2025年最新版】 夏の車内暑さ対策完全ガイド ~猛暑・酷暑のドライブでも快適・安全に乗り切ろう~
2025年の夏、日本列島は“灼熱の夏”になる予報です。気象庁の発表によると向こう3か月間も全国的に平年より高い気温が続く見通しとのこと。すでにその暑さを体感している方も多いのではないでしょうか。35度を超える猛暑日には、エンジン停止中の車内温度がわずか1時間で50度に達することも。カーエアコンが効くまで待っていられない……そんなあなたのために、手軽にできるテクニックから便利アイテムまで、クルマに乗る人やペットたちとの快適なドライブを守る実践ガイドをまとめました。
目次
道具ゼロでできる! 停車中にこもった車内の熱気を逃がす方法
夏場の強い日差しにより、停車中の車内はまるでサウナのよう……。そんなときはカーエアコンで冷えるまでの数分間を我慢するのも辛いですよね。そこで、まずは道具が不要でできる、車内の熱気を逃がす方法をご紹介します。
対応策1:対角線換気法
①助手席後方の窓を全開にする
② 運転席側のドアを少し早めに5〜6回ほど開閉する
これだけで、乗り込む前に一気に車内熱気を排出し、乗り込む際のもわっとした不快な感覚が軽減します。
ただし、ドアの開閉が強すぎると騒音や故障の原因になることも。また、狭い駐車場や周囲に人がいる場合はケガや事故につながる可能性もあるので、周囲の状況に十分注意しながら行ってください。

対応策2:走行 + エアコン冷却法
①クルマの窓を全開にして、カーエアコンをON。設定を、外気導入、風量を最大にして走行する
②車内の熱気が外へ出たら窓を閉め、カーエアコンを内気循環に切り替える

こちらの方法では、5分ほどで車内温度を快適な温度まで下げることができます。
窓を閉め切りカーエアコンを使用するだけでは、高温になった車内の熱気を冷却するのに時間がかかります。車内温度は熱がこもって外の気温よりも高くなっているので、まず外気と入れ替えてから、車内を冷却することがポイントです。短時間で温度を下げることができるため、結果として燃料の消費も抑えることも期待できます。
【チェックポイント】
カーエアコンの「A/C」ボタンがONになっているかチェック
カーエアコンから出る風が冷たくない……そんなときは、カーエアコンの設定をチェックしましょう。

もし、カーエアコンの「A/Cボタン」をONにしても冷たい風が出てこない場合は、エアコンフィルターの汚れやエアコンガス不足、エアコンの故障などが考えられます。オートバックスのようなカー用品店や整備工場などで点検・修理をしてもらいましょう。
アイテムを活用! 停車中の車内温度の上昇を防ぐ方法
快適な温度にするためには、そもそも車内温度の上昇を防ぐことが大事。便利な定番アイテムと活用方法をご紹介します。
対応策3:サンシェードやハンドルカバー、カーテンで車内温度の上昇を抑える

サンシェードは、面積が大きいフロントガラスから入る直射日光を防ぎ、断熱効果もあるため車内の温度上昇を和らげることが可能です。
サンシェードの活用方法はこちら
https://www.kurashi-kuruma.com/article/2021083113480
ほかにも、紫外線からクルマを保護する効果も期待できます。サンシェードだけでなく、ハンドルカバーや日除けシートも同様の効果が望めますよ。
ハンドルカバーの活用方法はこちら
https://www.kurashi-kuruma.com/article/2023051918508
日除けシートの活用方法はこちら
走行中の暑さ対策、ピンポイントで涼感・快適さをキープする方法
車内がある程度涼しくなり、みんなでドライブを楽しんでいるときでも、カーエアコンの風向きや吹き出し口の場所の影響で、体感温度はそれぞれ異なります。座る位置によって風が届かず暑く感じる人もいるので、一人ひとりが快適に過ごせる工夫が必要です。
対応策4:暑いときはヘッドレストファンで個別に送風
個別に温度調節が可能な「ヘッドレストファン」なら、必要な人だけにピンポイントで風を送ることができます。角度調整ができるタイプなら、運転席や助手席の人だけでなく、後部座席に座るお子さまに向けて涼しい風を送ることもできますよ。
ヘッドレストファンの活用方法はこちら

対応策5:こまめな水分補給で熱中症を予防
車内でも熱中症になる恐れもあるので、こまめな水分補給で対策しましょう。保冷・保温機能付きドリンクホルダーなら、長時間のドライブでも、冷たい飲みものを長く楽しめます。
保冷・保温ホルダーの活用方法はこちら
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出発前にクルマの準備も忘れずに!
対応策6:出発前に車両の点検(バッテリーチェック、無料の安全点検)
夏の湿度や高温は、車両にとっても過酷な季節です。夏に長距離ドライブの計画があるかたは、お出かけ前に点検を行って、トラブルを未然に防ぎましょう。
暑さへの対応策を万全にして、快適な夏のドライブへ
車内の暑さ対応策として、道具不要な「熱気を逃がす方法」から、「日差しを防ぐ」「風を送る」といった涼しく快適に過ごすためのアイテムなどを紹介しました。加えて、出発前のクルマの点検をしっかりと行えば、より安心してお出かけできます。暑さへの備えを万全にして、夏のドライブを思いっきり楽しみましょう。

